老人クラブとは

 戦後まもない昭和25年ごろ、社会と経済の混乱や家族制度の変革など、いまだかつて経験したことのないような状況の中で、高齢者自らが相集い、新たな役割を求めて誕生した自主組織が「老人クラブ」です。
 現在の高齢社会においても、地域の高齢者が、生きがいと健康づくりのために、老人クラブの仲間づくりを基礎に相互に支え合い、楽しいクラブづくり、社会貢献するクラブづくりに励んでいます。
 21世紀は高齢者の世紀です。その主役となるのは、まさに高齢者自身なのです。
 昭和38年に制定された老人福祉法や、平成6年の新ゴールドプラン(高齢者保健福祉推進10か年戦略の見直し)等に、老人クラブは高齢者の社会参加・生きがい対策の推進組織として位置づけがされています。

老人クラブの役割

 老人クラブは地域を基盤とする自主的な組織であり、高齢者自らの生きがいを高め、健康づくりを進める活動やボランティア活動をはじめとした、地域を豊かにする各種活動を行っています。
 その活動及び役割は、介護保険制度の導入に伴い、高齢者を主体とする介護予防と相互の生活支援という観点から、今後ますます期待されています。
 超高齢化社会を迎えた本県において、老人クラブは活力ある地域づくりの担い手として、欠くことのできない存在となっています。
 沖縄県老人クラブ連合会は、地区・市町村老人クラブ連合会や老人クラブの活動に対して指導・助言等を行うことにより、高齢者の生きがいづくりを基盤に、老人クラブ活動の基本である
 A.健康づくり活動
 B.在宅福祉を支える友愛活動
 C.社会奉仕活動
 の全国三大運動をはじめ、世代間交流や安全・安心の取り組み等の幅広い活動を、積極的に推進しています。